とある俳優のインタビュー動画が目に留まった。
彼女は、舞台やドラマで大活躍なさっている方で、凛とした佇まいと自分軸のあるお姿が素敵だなと昔から感じていたのだが、やはり内面も美しかった。
インタビューで語られていた言葉の中で、感動した場面をシェアしたい。
炎天下での撮影中、100人以上のエキストラが集まるシーンがあった。
撮影が始まる前に彼女は、エキストラ一人一人の目を見て挨拶をし、「今日は暑いので水分補給を忘れずに」などと声を掛けていたそうだ。
インタビューアーは「すごいですね〜」と褒め、この話を取り上げたゲスト俳優も「本当に凄いことだと思います」と仰っていた。
私も「優しさと思い遣りの精神が素晴らしいな」と感じながら動画を拝見していると、彼女は自分の行動に対してこのように仰っていた。
「同じ作品を一緒に作り上げていく人達ですから、役柄は関係なくご挨拶をするんです」と。
作品に対する熱意や、そこに関わる人達の想いを大切にしていることが感じられる一言だと思った。
また、共演した無名の俳優たちのことをしっかり覚えていて、どんどん活躍していく姿を共演後も優しく見守っている。
そして、仕事で見かけた際には自ら挨拶に行き、「(有名になれて)よかったね!!」と声を掛けるのだそうだ。
声を掛けられた俳優は、無名の頃からの自分を覚えていてくれていることに感動する。
心から人を想い、ご縁を大切になさっていることが伝わってきたエピソードだ。
その他にも、インタビューアーが彼女に「役柄はどれもかっこいい系が多いですが、それはどのように感じていますか?」と問いかけたところ、「若い頃はイメージを付けらることが嫌でしたが、世間から、またプロデュースをする方からそのイメージを持って頂けていることは有り難いです。そのイメージを必要とされているのであれば、全力で演じます」と仰っていた。
そして、舞台を見に来てくださっている方に対しては、「チケットを購入するのも大変ですし、そんなに安いものではない。そんな中チケットを手に入れて足を運んでくださる方には、チケット代や足を運んでくださった以上の何かを届けたいと思っています」とも仰っていた。
自分がなすべきことを全力で取り組み、今があることに感謝する。
ご縁を大切にし、心から相手に接する気持ち。
すべての姿勢が彼女を一流俳優へと導き、輝かせ続けているのだろう。
どんなに表彰をされても、どんなに人気になっても、本質は変わらず大切なものを極め築き上げる力。
自分を常に磨き、プライベートでも「もっと良い演技ができたな」「もっとこうしたらよかった」と自身を振り返り研鑽するお姿から、一流の人ほど謙虚で自己変革を怠らない心構えがあることを肌で感じ、感銘を受けた。
目にするものや耳にするものには、意味がある。
今の自分に必要なことだからこそ、目に留まる。
今回、私が特に感動した一流俳優の言葉や考えを取り上げてみた。
きっと今のあなたにも、何か意味のある言葉なのだろう。
あなたの魂の成長に必要なことがあるからこそ、このブログを引き寄せ、読んでいるのだから。
このブログが、あなたの人生に何か少しでも役立ちますように🍀