春分の日は3月21日かと思っていたら、3月20日のことがあります。
今年2024年は、3月20日が春分の日ですね。
このズレが起こるのには、地球の公転周期が関係しています。
地球は太陽の周りを365日かけて1周します。
国際天文台の調査によると約365.24219日かけて1周すると言われています。
つまり、365日と約6時間で1周するため、年々春分の日の時刻に約6時間ずつの遅れが生じることで、日付のズレが起こるのです。
うるう年の影響で1年が366日になると、約6時間遅れると同時に1日早い日付となることもあります。
それでは、牡羊座が始まる3月21日が変わるのかというと、そうではありません。
これは、占星術が生まれた時に3月21日の春分の日に牡羊座に太陽があったことで、それを基準としたのです。
基準点があるからこそ、占いで鑑定をする際にも役立ちます。
皆さんもテレビや雑誌などで占いが出ていると、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
これが春分の日が変わる毎に自分の星座がズレていては、指針が定まりませんよね。
「今年は何座だっけ!?」なんてことになりかねません。
占星術が始まった時の歴史と今現在の宇宙の流れは、どのような時でもその時代に合わせて柔軟に調和を保っています。
決まりきった規則性の中にはありません。
私たちが生きている世界は、機械ではなく自然。AIでもなく自然なのです。
だからこそ、変化を伴うことが自然の摂理。
医療の現場を想像してみてください。
血液データには、基準値があります。例えば、赤血球の基準値は、365〜605(10⁴/μl)です。
けれど、教科書や文献によって記載に多少のズレがあります。
人それぞれの性質によっても、数値が高い低いなどと千差万別。
性別や体型の違いによっても差異があるものであり、基準値や平均値があってもその中での変化があるものなのです。
これは、占いの世界でも一緒。
天文学的な流れがありつつ、牡羊座は3月21日から4月19日という基準があり、その時々の時代の流れ(宇宙エネルギーの流れ)によって、運勢や運気の流れが変わる。
そして2024年は3月20日に春分点があり、運気の大きな節目を迎えるのです。
占いというものが遥か昔から令和の現代にも世界中で受け継がれているのには、人間が目には見えないものを味方につけてきた証です。
歴史上の人物を見ても、決戦の前にどこどこの神社に参拝していたという記載や、運の流れが良い方角に城を建てたりなど、気の流れを感じ取り宇宙と調和してきました。
このような宇宙の神秘を意識せずとも、生きていくことはできます。
しかし、私たちがよく目にするカレンダーが、占いの基礎となる生命の樹(カルディアンオーダー)というものに由来しているように、目には見えないものを自分の人生に生かした方が、自分の天性を発揮しやすくなります。
それはすなわち、才能がどんどん開花し、自分の望む幸せや成功が実現するということ。
広大な宇宙の一部として今ここに存在していること自体が、もの凄い奇跡の積み重ねです。
だからこそ、頑なになりすぎず柔軟に宇宙の流れに身を任せ、自らに備わる価値であるお役目を果たすことに意識を向けることで、宇宙の流れと調和することができます。
宇宙の神秘は目には見えないながらも、いつであなたを見守っています。
そして占いは、あなたの人生をより幸せで豊かにするツールなのです🍀