主人公は「一瞬一瞬を大切に生きる」と誓い、魂の世界から地球に戻ってくる。
『ソウルフル・ワールド』魂が自分の個性で煌めきを見つけ、生きる意志を持った時に地球へ降り立つことが認められる物語。生きるということの大切さを改めて感じられる価値ある作品だ。
魂ではなく肉体に宿るからこそ、感じられることがある。
この身体だからこそ、感じられる感情がある。楽しいことや幸せなこと、悲しいことや辛いこと。あらゆる場面で、喜怒哀楽を味わえる。
この身体だからこそ、風の流れを感じ、太陽の温かさを感じ、自然を満喫できる。美味しい食べ物の匂いや味まで感じることができる。
この身体だからこそ、自分の好きなことに熱中できる。自分という存在を楽しむことができるんだ。
物語の主人公はジャズ・ミュージシャンを目指している音楽教師で、夢を追い続けてチャンスを掴む。しかし、世の中には今の仕事や生活でないものを望んでいた人もいる。本当は別にやりたいことがあったけれど、今の環境で自分を見出し楽しんでいる人もいる。どの人の人生も素晴らしく、価値がある。
大切なのは、他の誰でもなく自分はどうしたいのか。どこで誰とどう過ごしたいのか意志を持つことだ。そして、時には本当の気持ちを伝える勇気も必要になってくる。いつまでも自分の本音を隠していても、伝わらないのだから。
生きていると、他人の芝が青く見えることもあるだろう。
今の環境があなたにとって望んでいるものであろうとなかろうと、今の環境が恵まれていることや今あるものに目を向け感謝をすることも大切だ。
変化を望んでいるのであれば、来るべきタイミングでチャンスはやってくる。
自分を大切にすること。せっかくチャンスが来ても、自分を大切にしていないとそのチャンスをすぐに活かせないこともあるからだ。
ソウルの世界からこの地球に降り立つという話は、映画の中での話。しかし、学べることや気付けること、自分の血肉にできる考え方はたくさんある。
あなたも、意味があって今ここにいる。
魂を磨くこと、この世界を楽しむことなど、答えのないものをそれぞれが見出していく。この特権があるのだから、活かさない手はないだろう。
あなたは、まだやるべきことがある。
あなたを必要としている人がいる。
いつ戻っても後悔しない生き方を、今この瞬間から始めてみよう🍀
