とあるアニメーション映画社の舞台裏を撮影した動画を観て驚いた。1つの映画を作るのに、なんと3年から7年も掛かるのだそうだ。1つのキャラクターの1分の動きを作るのに1週間。一つ一つの動作に意味を持たせ、そのキャラクター毎の個性を出す。顔の表情やキャラクターを撮る角度で、その人物が置かれた状況をリアルに描いていく。

何人もの人が、1つの作品を手掛けている。キャラクターが白紙から作られて動き出し世に出るまでに、多くの人の想いが込められているのだ。一瞬で過ぎていく場面でも細部への拘りがあり、それでいて自然に感じさせるクオリティーが、観た人の感情にすんなりと入っていき、心を動かしていく。

目に見えるものが全てではない

私達は、映画を観て感動したりインスピレーションを得る。映し出されるキャラクターや背景、言葉や仕草や話の展開に集中し、親近感を覚えたりワクワクしたりと感情が動くのは、作品を生み出している人達が多くの時間を掛けて観る人のことを考えに考え、キャラクターの良さを存分に引き出しているから。1本の映画の中には、感動を届けるためのたくさんの想いが詰まっている。

 

目に見えるものが全てではない。

これは映画だけに限らず、どんなことにも当てはまるだろう。

 

自分を支えてくれている人は目の前にいる人だけでなく、あなたの知らないところにもたくさんいる。

いろんな人の繋がりがあって、今の現実が、あなたの生活が作られているのだ。

 

愛もそうだろう。パートナーを想う気持ちや親が子供を想う気持ちは、全てが目に見えるわけではない。けれど、確かに存在する。

目に見えるものが全てではない

私達は、普段目にするものや手に取るもの、既に所有しているものがどのように作られ、誰の手を通して自分の元へ来たのかなど知る由もない。当たり前に買い物をし、当たり前に欲しいものを検索し、当たり前にお店にあるものや自分の好きなものを選んでいく。けれど、先の映画のように自分の目の前に現れるまでに多くの物語があるのだ。多くの人が関わっていて、多くの人の想いが詰まっている。

そう考えたら、どんなものでもどんな作品でも、目にするもの、耳にするもの、手にするものに感謝し、大切にしていく気持ちが必要だ。

 

この世に生み出されるものには、全て意味がある。そして、目に見えるものが全てではない。

目に見えるものが全てではない

あなたが今日目にするものは、どのようなものだろう。今のあなたならきっと、今までよりもその対象への想いが変わっていることだろう。

 

何気ない日常の中に、多くの人の想いが詰まっている。

それに気づけることは、とても素敵なことだ🍀

 

 

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