「こうでなければならない」「こうあるべきだ」という固定観念により、気付かないうちに視野が狭まってることがある。
先日早朝の散歩中に、なぜか分からないけど公園のブランコに目が留まった。
乗りたくなったので心の赴くまま椅子に座り、ブランコをこいだ時に気付いたのだ。
「ブランコは子供の乗るもの」という固定観念が自分にあったことに。
驚きを隠せなかった。
観光地などにあるブランコはそのように感じなかったのだが、「公園のブランコは子供の遊具」と無意識に思っていたからだ。
乗ってはいけないことはないのに、遠慮や羞恥、他にも様々な感情があったのかもしれない。
もしかしたら、純粋さを忘れていたのかもしれない。
このような固定観念は、社会を生きていると無意識につくられていく。
自分でも気付かないほどだ。
けれど、どうだろう。
ブランコは子供だけのもの?大人は乗って楽しんではダメ?
勝手につくってしまった固定観念が、他にもたくさんあることだろう。
凝り固まった固定観念を少しずつ解きほぐしていくことが、魂を磨く修行なのではないかと感じた。
この気付きが今の私に必要だったからこそ、散歩中にたまたまブランコに目を向ける機会がもたらされ、乗りたくなるという衝動が起き、得るべきタイミングでこのインスピレーションを得た。
もし乗ることを躊躇していたら、この気付きは得られなかっただろう。
いくつになっても柔軟に楽しく、自分が感じるワクワクした好奇心を大切にしながら物事を選んでいきたい。
あの頃のような無邪気さや純真無垢な姿。
自分の好きなものを誰の遠慮もせず選び取る感性。
大人が忘れかけてしまいがちな大切なことを、散歩中のブランコは教えてくれた。
「ふとこう思う」という直観も、無視してはいけない大切なものだと改めて感じた。
直感ではない。直観だ。
自分の経験値からくる無意識ではなく、それを超えた領域にある感覚。潜在意識からの声。
自分が得るべきタイミングで降りてくる言葉。
それが、直観。
自分の感性や感覚を尊重し、この世を楽しむ。
一人一人違った価値観があり、考えていることや見ている世界が多彩にあること。
どれが正解不正解もなく、どれが当たり前でどれが一般的もない。
そう、自分が決め込んでいるだけかもしれない🍀