もしあなたが映画監督で、「あなたの人生を自由に作品としてクリエイトできる」としたら、どのようなものにするだろうか。
幸せで豊かで、愛溢れる裕福で満たされた映画を作るだろうか。
それとも、苦労が多く大変で辛く悲しい映画を作るだろうか。
あなたの指示した通りに台本が作られ、意図した通りに構成が進み、あなたが見たい景色が作られてゆく世界。
実はこの流れが、あなたの人生そのものなのだ。
あなたの意識が意図した通りの世界を、あなたは演じている。
あなたの身体を通して、あなたからの指示をそのままに表現しているだけ。
作品に対する監督の指示が曖昧であったり、過去の自己嫌悪やトラウマ、否定的な感情にとらわれていると、あなたに望んでいない幻想を見せてしまうことがある。
そして、「こうに違いない」「前もそうだったから、今回もそうだ」といった思い込みにより視野が狭くなることで、漠然とした不安やマイナスの環境を引き寄せ、まさにあなたが心に抱いた通りの現実を作り続けてしまうのだ。
あなたの思考、それに伴う感情が、あなたの人生を作り出す。
あなたが見ている世界はあなたが作り出した幻想に過ぎないからこそ、今の現実が望んでいないものなのであれば、あなたが見たい本当の景色に意識を向ければいい。
すると、思考が明晰になる。本当にあなたが叶えたい世界が、どんどんクリアに見えてくる。
その世界を実現させるためには、信念を持つこと。
自己信頼力を高め、あなたという唯一無二の価値を大切にし、内なる力を解放すること。
あなたが、身体と身体に宿る魂の持つ最高級の力を引き立て、指示監督してこそあなたの人生が最高傑作になる。
魂の概念が理解し難い人は、「全身全霊」という言葉を思い出してみてほしい。
力の限り励み、体力や精神力を対象へ向けて注ぎ込むという言葉。
この漢字には、身と霊という字が使われている。
身(自我)と霊(魂)が一体となり、あなたを作り出しているのだ。
誰でも、自分の人生の監督であり役者。
どのような作品を作り上げてもいい。
すべての選択肢が、いつでもどこにいても、あなたの手の中にある。
神聖で偉大で崇高な力が、あなたの中には流れている。
その力を、あなたが本当に望む未来の実現に使わなくては勿体無い。
あなたの思考が、あなたの見える世界を作り出す。
あなたが感情を伴うほどに意識を向け続けたことは、後に形を成し現実に再現されるようになっているのだから🍀