今回は、日本の偉人が残した言葉をご紹介しながら、あなたの心がクリアになる話をしていきたい。
ご紹介するのは、幕末から明治時代初期にかけて活躍した幕末三舟のひとり、山岡鉄舟だ。
彼の詠んだ言葉は、心にスッと染み込むものがあり、自分自身を見つめ直すきっかけになる。
晴れてよし曇りてもよし富士の山
もとの姿は変わらざりけり
晴れていても曇っていても、富士山の形は変わらない。
この言葉には、日々の生活にも応用できる要素が詰まっている。
自分の目の前にある物を、綺麗と思う人もいるし綺麗とも思わない人もいる。
自分は美味しいと思っても、口に合わない人もいる。
自分はこれが欲しいと思っても、欲しくない人もいる。
自分はA地点に行きたいが、B地点に行きたい人もいる。
どちらが正解不正解はない。良い悪いもない。
感じる対象は何であれそのもの自身であり、存在するすべてに価値がある。
海が好きな人、山が好きな人、どちらも素敵だ。
そして、どちらであっても海は海であり、山は山なのだ。
相手を見る目も同じこと。
相手の良いところを見れば素敵に見えるし、悪いところを見れば嫌な感じがするだろう。
どちらも同じその人だ。翻って、自分自身にも言える。
あなたが経験してきたことや感じてきたことは、どれも素晴らしい。
ただ、年月をかけて創られた固定観念によって、心に曇りができていることもある。
「〜でなくてはならない」「〜であるべきだ」といった心に雲がかかったまま物事を見ることにより、本来のあなたではない選択をしてしまう可能性があるのだ。
本当のあなたの信念や大切にしたいことは、あなた自身が既に気づいているはず。
日々、新たな気持ちで1日を迎え、天気が晴れていても曇っていても素敵なあなたで生きよう。
心のレンズを綺麗にし、相手が相手であること、あなたがあなたであることを楽しもう。
晴れでも曇りでも、そのままのあなたに価値があり、ありのままの相手に価値がある🍀