モナ・リザの作者で有名なレオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼は絵画の才能だけではなく、解剖学や幾何学、天文学、土木工学、航空力学、光学と幅広い分野の研究を行った人だ。
絵画の繊細さは解剖学のスケッチでも生き、科学者の視点が絵画にも生きるなど、その多彩さと類まれな才能には目を見張るものがある。
絵画は、筆の跡が分からないほどの丁寧さと美しさ。
まさに、目の前に人がいるかのようなリアルさがある。
これを「彼に才能があったから」と片付けてしまってはもったいない。
彼は自分の内なる才能を臆せず開花させたからこそ、偉大な人となったのではないだろうか。
あらゆる人生に、幸せや成功の形がある。
何か一つのことだけを極めたり、一つの道に精通するのも良き人生。
けれど、レオナルドのように自分が興味関心のあることを何でもやってみるというのは、とても素敵なこと。
もし本人が、「画家なのだから、医学などやる必要はない」と興味があるのに本音を隠していたら、モナ・リザのような傑作は生まれなかったことだろう。
また、彼の周囲の環境が「絵で食べていくのは大変だから、医学を極めなさい」と言っていたら、彼の人生に影響していたかもしれない。もしかしたら、そのような人はいたかもしれない。
それでも彼は自分の飽くなき探究心を貫いたからこそ、才能がどんどん開花され、現代にも語り継がれる名作を生み出せたと考えたら、令和の時代を生きる我々にも活かせる叡智となる。
自分の好きを素直に選び取ること。
それが多彩な分野であっても、意味があって繋がり形を成してゆく。
今までやったことがないことも、あなたが好きでやりたいと思っていることなら、どんどんやっていい。
それは、あなたの魂の声なのだから。
魂の声は、あなたの身体を通してあらゆる可能性を体現したがっている。
人生経験によって作られた自我(エゴ)が邪魔さえしなければ、どんどん内なる才能を開花させていくのだ。
あなたの中にも、無限の才能がまだまだたくさん眠っている。
その力はいつでも表に出て、あなたを光り輝かせようとしてくれている。
心の声に耳を澄ませてみれば、きっと聴こえてくる。
あなたが本当にやりたいこと。
あなたが本当に好きなこと。
自分の好きを我慢しないでいい。
自分の心に素直に生きるからこそ、あなたの望む幸せがどんどん叶っていくのだから🍀