あなたの願いを現実にするには、あなたの思考・感情が大きく関わっている。「思考は現実化する」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないだろうか。しかし、イマイチ現実化ができず、自分の願いを引き寄せることができていない人も多い。

そこで今回は、願いを現実にするための『思考と感情の正しい使い方』と『現実が創られていくまでの流れ』を、とある技術を元に説明していく。これを読むことで、より願いを現実にする考え方が分かるようになる。

願いを現実にする考え方 現実創造

あなたは、陶芸をご存知だろうか。粘土を成形して高温で焼成することで、陶磁器などを作る技術である。造形方法には、手びねりや、轆轤(ろくろ)の上に置いて手足や機械で回しながら形を作っていく方法などがあり、土の種類やこね方、そして焼く温度など様々な要素が重なって作品が完成する。

自分の作りたい形を想像しながら「平べったくしようかな?それとも細長くしようかな?」といろんな形や厚さなどを吟味するだろう。色や土の種類も選び、決まれば形を作っていく。

望んだ形ができたら、今度は焼いていく。焼き上がると、自分が作り出したかった美しい器が現れる。

 

この陶芸の流れが、願いを現実にする考え方、つまり『現実創造の過程』にとても似ているのだ。

願いを現実にする考え方 現実創造

あなたは何かを望んだとする。

どこで誰と何をしたいのか(素材)を決め、自分が望む環境(器の形)を意図することで、現実創造が始まる。

肯定的で積極的な考えの元、純粋に自分の望みを意図していれば、そのままあなたの望む未来の創造が続けられる。そして、あなたの信念が形作ったあなたの願いを固め、現実として体感していく。

 

自分が「これを体感する」と思い続けていなければ、その通りの形は作られない。

思考を意図する前の形を考えている段階なら、まだ形を変更できる。しかし、作っている最中あなたに負の感情があれば、あなたの望む形より少し違ったものになる可能性がある。現実創造が陶芸と違うところは、一度自分の好みの形を作成しても、自分が意図しないことや嫌な感情に目を向けてばかりでは、知らず知らずのうちにあなたが作った器は、あなたの思考によって形を望まないものへと変えていってしまうのだ。そして、気づいた時には焼き終わり、形が完成(現実化)してしまう。

願いを現実にする考え方 現実創造

だから、現実になる前にあなたの思考・感情をあなたが望む方向へ向け続けておく必要がある。あなたが望むものを形作り、固める必要があるのだ。

焼いてしまってからでは(思考が現実になってしまってからでは)もう形を容易に変更できない。変更するときは再度新しい土(思考)で作り直す必要があり、いらない器は場合によっては壊すこともあるだろう。

壊す時には痛みを伴う。自分が意図しない現実になってしまった時、そこから本当に自分が望む方向へ変えるには、このような壊す作業も時には必要だ。力がいるかもしれない。軋轢があるかもしれない。別れがあるかもしれない。

もしそうなっても、あなたが本当に作りたいものを作る過程で必要な流れと思えばいい。

願いを現実にする考え方 現実創造

あなたは、どんな未来を体験したいのだろう。どんな感情を味わい、誰とどこで過ごしたいのだろう。あなたが本当に叶えたいことはなんだろう。

あなたはただただ、自分が望むものの方へ思考と感情を向けておけばいいのだ。自分の心に素直になり、自分が望むものを遠慮せず選ぶ。陶芸の土選びと一緒で好きなものを選び、望む形を作ればいい。いらないものを作ったり、わざわざ好きではない形にする必要はないのだ。

 

形を決めて信念を持ち、「自分の願いは叶うんだ。叶いつつあるんだ」と自分を信じていれば、その過程で作成した器(あなたの意図)は固まり始め、やがてあなたの現実にあなたの望んだ形で現れる。

だからこそ、常に積極的な心・肯定的な心で自分の望む道を描いておこう。

願いを現実にする考え方 現実創造

あなたが作る器は、あなたにしか作れない。

あなたの未来は、あなたの思考と感情でしか作れないのだ。

 

願いを叶える方法は魔法ではなく、あなたに生まれつき備わっている思考と感情によって創られる。

自分の思考と感情が自分の未来を創っているのだと確信できた時、あなたはいとも簡単に、願いが叶えられるようになっている🍀

 

 

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