実写版「アラジン」には、願望を実現させる上で大切なエッセンスが詰め込まれている。
主人公アラジンは、洞窟で見つけた魔法のランプに宿るジーニーの力によって、願い事を3つまで叶えることができる力を手に入れる。
そして、1つ目の願いを唱えた時、ジーニーにこう言われたのだ。
「それじゃ願いが曖昧。もっと明確に言ってくれないと」
まさに、ジーニーの言う通り。
願いを何でも叶えてくれるとはいえ、願う物事がぼんやりとしていたり、はっきりしていないと、どのようにして叶えたらいいのかが分からないのだ。
これは、我々が住む世界で言えば、ジーニーが宇宙でアラジンが人間。
自分はどのような環境を望むのか、自分はどうなりたいのかを、しっかりと宇宙に意図することが大切になってくる。
そして、願いを意図した後の受け取る準備も怠ってはならない。
アラジンは「王になりたい」という願いを叶えてもらい、優雅で美しい王子の姿へと変身する。
しかし、中身は元の自分なのだ。
外見だけではなく、心からなりたい者にならなくてはならない。
それは、上部を取り繕うのではなく、嘘をつくのでもない。
意識を願望が実現した自分の姿に向けつつ、自分らしさを出し素直に生きるからこそ辿り着ける場所がある。
物語の中で、3つ目の願い事を唱える場面がくる。
そこでアラジンは、自分の欲ではなく利他の心からの願いを唱えたことで、真の願いを叶えることができたのだ。
ここから学べることは、自我だけ満たし続けても意味がないということ。
自分を引き立ててくれた環境、自分を大切にしてくれた環境、お世話になった環境に恩返しをする心や、幸せを分かち合う心こそが、物質的にも精神的にも満たされた世界を創り上げる道へと繋がっている。
もらいっぱなしの受け身ではなく、与える心こそが真の願いを実現させる鍵なのだ。
あなたの叶えたいことは、何だろう。
アラジンのように、堂々と明確に願いを言葉にしてみよう。
あなたの言葉は、他の誰にも影響されない。
あなたの願いは、あなたと宇宙との間で交わされるものなのだ。
だから、遠慮せず我慢せず、本当の願いを意図してみる。
その願いが宇宙に調和していれば、あなたにとってベストなタイミングで宇宙はあなたの願いが叶う環境を創り上げていく。
宇宙に調和するための根底にあるものは、愛。
これを忘れなければ、あなたの願いもすんなりなんでも叶う。
あとは、あなたが願いの実現を自分に許可してあげるだけなのだから🍀