「素晴らしきかな、人生」という映画で取り上げられている「愛」「時間」「死」についてのテーマ。
この3つには、人生の真理に向き合う要素がたくさん含まれている。
愛は、一人一人の中にある。
楽しい時も、悲しい時も、嬉しい時も、憂い時も、どのような時でも自分の中にある。
どこで何をしていようと常に自分の側にいて、あらゆるものに宿っている。
大切な人を想う愛、自分自身を大切にする愛は、目には見えないけれどそこに存在しており、生きる意味を与えてくれている。
時間は、人間が作り上げた概念に過ぎない。
時間を長いと思うか短いと思うかも、一人一人の感覚次第なのだ。
何をしている時でも時間は流れており、刻々と時を進めてゆく。
今ある時間の中で、自分は何ができるのか。何をすべきなのか。時間を意識し真剣に向き合うからこそ、見えてくるものがある。
死は、生きとし生ける者には必ず訪れるもの。
恐れることも、怖がることもない。
自分の死だけではなく、時には愛し大切にしている者の死に立ち会うあることだろう。
そこで負った傷は、一生癒えることはないかもしれない。人格を変えてしまうほどの影響力があるかもしれない。
けれど、悲しみや辛さの先には必ず幸せのオマケが待っていて、見逃してはいけない幸福の道へと繋がっている。
愛、時間、死は、この世の者に宿り、生きる価値をもたらしている。
愛、時間、死をどのように捉えようと、どのように扱おうと、その者の価値を光輝かせているのだ。
この宇宙で生きるという人生の真理について、素晴らしい視点や考えるきっかけを与えてくれる名作。
自分の命の時間を費やし、人生に向き合うことの大切さを世界に伝えた製作者の愛は、まさに、素晴らしきかな人生と言えるだろう。
一人一人にやるべきことがある。
一人一人に成すべきことがある。
あなたは今日、何に命の時間を使い、どのように愛を扱うのだろう。
素晴らしきかな、人生。
あなたにはあなただけに与えられた、美しく素晴らしい世界が広がっているのだから🍀