組織や集団の中にいると、自分の意見を出しづらかったり、我慢や遠慮をしてしまったり、何かを言われても言い返さず自分の内に言葉を溜め込んでしまう人がいることだろう。
環境を変えようにもすぐには動けない場合だと、余計にストレスを抱えてしまいがちだ。
そのような時こそ、これからお伝えする視点を取り入れてみてほしい。
徐々にあなたの心は軽くなって気持ちに余裕ができ、気付けば、あなたの望んでいる理想の環境になっていくのだから。
まず、『相手は相手であり、自分は自分』という考えを持つことだ。
相手は相手の都合で、今のその姿形、言葉遣い、雰囲気、考えを表に出しているということ。
ならばあなたも、あなたがありたい姿でいて良いのだ。
あなたが本来のあなたを出していないからこそ、あなたに無意識下で違和感が出る。
その違和感が瞬時にあなたの波動として放たれ、嫌なことを感じる人や環境、出来事を引き寄せてしまっているのだ。
そのため、どのような人が目の前にいようとも、相手は望んで今を生きていることを客観視する。
相手の機嫌が悪かろうと、こちらには関係ないのだ。
あなたまで影響されて気分を下げる必要はない。
相手は勝手にその感情を選んでいるわけだから、あなたはあなたが感じたい感情を選ぶこと。
心地良さや安らぎ、楽しさや幸せなど、あなたの望んでいる雰囲気や気分があるはずだ。
周りがどうであろうと、あなたは自分が望んでいる感情の領域を保つ。
不思議だが、自分が今までと違うより良い波動を放つと、周りも何故か変わる。
今までと違う自分というよりは、本来の自分が出ているという表現の方が正しい。
周りの意見に合わせたり、我慢や遠慮をして演じている自分は、仮の姿なのだから。
次に意識してみてほしいことは、『相手にも人生がある』ということ。
イラつく上司やムカつく部下、何もしない同僚など、あなたが否定的な感情を抱いている相手にも、人生があるのだ。
家に帰ればお父さんだったり、行きつけのお店で常連客として愛されているかもしれない。
あなたが知らない趣味があり、そこでとびっきりの笑顔で幼子のように楽しんでいるかもしれない。
あなたが今見ている相手の姿は、ほんの一面に過ぎないということ。
そこをあなたが先に察し、相手の背景をも汲み取って大きな器になることで、あなたの次元が上昇する。
次元が上昇すればすべての問題が解決し、まさにあなたが望んでいた通りの現実が創られていくのだ。
最後に、もう一つ。
『すべての過程が、自分にとってうまくいっている』
この言葉を頭の片隅に置いておき、ふとした時に口ずさんでみることだ。
心の中で唱えてもいい。
今の環境がどのようなものであれ、あなたの魂の成長に必要だからこそ起こっている。
あなたの心の視点を飛躍させる、有難いきっかけなのだ。
嫌な感情を感じている自分を見つめ、「どうなったら自分は幸せを感じるのか」といったことを真剣に考えてみよう。
宇宙レベルで見れば、「なぜ嫌なことを続けているのだろう」「なぜ気分が落ちると分かっているのに、本心に向き合わないのだろう」と思われている。
だからこそ、嫌な体験を通して、本心に気付かせてくれているのだ。
変わるきっかけとして、宇宙が準備してくれた現象なのだと思えばいい。
あなたは常に、最高傑作。
あなたはどこにいても何をしていても価値がある。
すべてのことに意味がある。
あなたが視点を変えさえすれば、今の悩みはなぜか分からない間に解決し、より良い人生へと変わっていくのだから🍀