どんな人も、何かしらの悩みがある。その悩みは千差万別で、一人として同じものはない。
しかし、悩みをすぐに解決し気持ちを切り替えられる人と、そうでない人がいる。
悩みに伴う嫌な感情に付き纏われている人は、いつまでも悩みが解決しないばかりか、またその感情に付随した出来事を引き寄せてしまうのだ。
悩みに固執してしまう人は、そんな自分を許してあげよう。
自分を許すことが、今悩んでいる問題を解決する近道だ。
自分を許すとは、悩みに対して自分が抱いた様々な感情と行動のすべてを許すということ。
相手に対して何か許せないことがあったとしても、苛立っている自分を客観視し、苛立っている自分を許してあげるのだ。
すると、初めはその悩みばかりが頭の中を制御していたのに、自然と思考が別のもっと楽しく豊かさを感じられることに向き始める。
出来事は起きた。
その出来事に対して自分が抱いた感情があり、これからの自分はどんな感情で生きたいのかを選択することができる。
心地良く幸せな感情、穏やかで落ち着いた感情の方が、リラックスできることだろう。
自分がありたい感情に向き合い、自分が幸せを感じている場面を思い出してみるのだ。そうやって少しずつ、自分の心を癒してあげよう。
カウンセリングの仕事をしていると、「先生は嫌なことや苛つくことはないのですか?」と聞かれることがあるのだが、もちろんある。カウンセラーもあなたと同じように、悩んだり嫌な感情になることもあるのだ。
ただ、いつまでも嫌な感情を引きずらず、すぐに気持ちを楽しいものや幸せなものに向けるよう心掛けている。そして、状況を振り返り気持ちを整理することでスッキリと感情を入れ替え、自分が心地良くなること(自分の好きなこと)をして気分転換している。
嫌なことや苛つくことがあっても、そんな自分も許してあげよう。
「そういう気分になる時もあるよね」と自分を労わり、自分を心地良くさせてあげよう。
人は調子が良い時とそうでない時がある。良い時は気分も上がっているのでそのまま進んで行けるだろうが、調子が悪いといつまでも同じ場所を見がちだ。
今に向き合うことは大切だが、今が良い感情なのか悪い感情なのかは、時折自分で客観視した方がいい。
今のその感情と向き合えば向き合うほど、良いようにも悪いようにも今の感情を感じる現実が続いていくからだ。
自分を許すとは、自分に優しくなることでもある。
もっと自分を大切に愛してあげよう。
嫌なことを感じた出来事以上に、あなたに優しくしてくれた人がいる。あなたに親切にしてくれた人がいる。そんな温かな気持ちを思い出してみて。きっと、穏やかな気持ちになっていく。
あなたの悩みは、あなたが望めば必ず解決する。
すべては、あなたの感情に委ねられているのだ🍀