あなたが恋焦がれている理想像があるとする。
それを実現させるために、やるべきことをいっぺんにやろうとしなくてもいい。
一歩ずつ進む先に、見えてくるものがあるもの。
自分と向き合い、一つ一つ丁寧に自分を磨き高めていくからこそ、本当に自分が望んでいた姿になれるのだ。
いきなりその領域にいこうとしなくてもいい。
というよりは、魂の成長段階やスピードがあるから、その時々であらゆることを学び気付き、体感していくことで望みの環境へ辿り着くようになっている。
階段を思い出してみてほしい。
階段は、右足を出して左足を出す。また右足を出して左足を出すだろう。
時には駆け上がってみたり、2段飛ばしや気合を入れて3段飛ばしをすることもあるかもしれない。
けれど、ずっと全速力はできないもので、全速力をするためには体力や気力も必要になってくる。
3段飛ばしができたとして、次に3段飛ばしをしたら、足腰を痛めてしまうかもしれないのだ。
人生は、階段と一緒。
一歩一歩でいい。着実に上っていくからこそ、その時々で見える景色がある。
早く上へ上がりたい(願いを叶えたい)という気持ちは分かるが、階段のように3段飛ばしをしすぎて転び、あざができるかもしれないし、踏み外して後ろに転げ落ちてしまうことだってある。
あなたの魂がそれを求めていれば、身体で覚えていくことだろう。
そのような経験も人生に彩りを加えるものだから悪いことではないけれど、魂はあなたが叶えたい願いを叶えるための方法を知っていて、しっかり導いてくれているのだ。
あなたに「ふとこう思う」というような直観を与えてくれたり、出会うべきタイミングで出会うべきものを用意してくれている。
それが何であろうと全力で取り組み、自分を出し切っていくからこそ次のステージに進むことができるし、次のステージでも今まで築き上げてきた体力気力でどんどん自分を開花させていけるようになるのだ。
一歩一歩魂を磨いていくと、エスカレーターやエレベーターを見つけることもある。
その時は素直に乗り、感謝しながら飛躍していけばいい。
そして、次のステージでまた一歩一歩魂を磨いていく。この繰り返し。
人は完璧ではないから、常に進化向上変化変革をしていく必要があるのだ。
エスカレーターは、今までの積み上げがうまく繋がり合うことで、次の段階へと進んでいく感じだ。
エレベーターは、一気に環境が変わるほどのスピード感がある。
このエレベーターをいきなり見つけた時には、喜びつつ注意しないといけないことがある。
エレベーターは、急速に上がっていく。あなたの求めているステージへ、いきなり連れて行ってくれることもあるのだ。
しかし、あなたがそこにたどり着いた時の行動が、常に宇宙から見られているということ。
あなたがエレベーターのお陰で上の階に来られたのに、感謝や愛、謙虚さ、更なる向上心を忘れると、途端にエレベーターの紐を切られてしまうのだ。
エレベーターはワイヤーで繋がれているため、切られたら一瞬にして下に落ちてしまう。それも急速にだ。
エレベーターを使うことは良いこと。あなたが乗るに相応しいからこそあなたの前に現れ、「階段ではなく、上の階へお連れします」というお声を掛けていただけたのだから、感謝して使わせてもらおう。
その後の対応は、その人ごとの信念や意志の強さにかかっているということ。
信念や意志の強さは、一日二日では簡単に築けない。
常に自分の思考を前向きで積極的で肯定的にし、自分のお役目を果たすために生きていてこそ確立されていくものだからだ。
一歩一歩進んでいくと、これが強固に築かれていく。
スピードがゆっくりな分、着実に自分のやるべきことが見えてくるし、そのお役目に与れる機会に恵まれる。
だからこそ、一歩一歩進んでいく中でエレベーターを見つけた時には、その有り難さを身を持って体感できる。
そうやって日々宇宙からもたらされた環境で自分を発揮し、感謝しながら進んでいくと、どんどん良いことが起こってゆく。
宇宙からのギフトは、常にあなたの目の前にある。
まずは一歩一歩自分の持てる力を出し切り、自分の幸せのため、人様の幸せのために全力で生きていけば上に進める。
あなたが熱心に魂を磨くほどに宇宙も喜び、あなたが喜ぶような出来事をくださるのだ。
一歩ずつ進む先に、見えてくるものがある。
あなたの魂の成長段階に合わせて、あらゆることが日々起こる。
それを一つずつ、「意味のある大切なことなのだ」「今の自分にとって必要で有難い経験なのだ」と認識して取り組んでいけば、必ず見えてくるものがある。
あなたは、今世を幸せにあなたらしく生きるために生まれてきた。
あなたが叶えたいことを、この物質世界で実現できる天命に与っているからこそ生まれてきた。
見るべきものがあり、やるべきことがあるのだから、あなたという一生を存分に楽しんでいけばいい。
一歩ずつ進む先に、見えてくるものがある。
道は繋がるべきタイミングで繋がるべき場所へと、繋がるようになっているのだから🍀