切望することなく、所有意識もなく、自我意識もなく、すべての欲望を手放して行動する人、彼は平安に達する。(藤田晃『バガヴァッド・ギーター』東方出版)

 

時代を超え国を超え、語り継がれる賢者の詩。

そこには、この世的な悩みを超越した普遍の真理がある。

 

万物は、そこにあるとしか言いようがない『かのもの』と繋がっていて、ひとつ。

崇高な視点では、すべては宇宙をも成した根源のものであり、この世的なことはなんであれ仮初にすぎない。

 

だから、獲得にこだわる必要も、消失を恐れる必要もない。

淡々と受け入れ、今行うべきことを行い、流れと共にいればいい。

 

エゴはどうしても動性的で、あらゆる欲望の獲得と達成、それに伴う焦り、怒り、不安などの感情で忙しないけれど、魂はいつでも平静で平安なのだ。

 

自分は、宇宙をも成した無限の豊かさと愛そのものなのだという知覚があると、エゴの為すままに促される行動は鎮まっていく。

なぜなら、自分の本性を思い出すから。

 

すると、自分が今世ここに生きている真の意味を悟り、然るべきことを淡々と執着なく行えるようになる。

 

行為も結果も高次元の存在に捧げ、ゆだね、導かれる感覚は、この世的な仮初のものでは代用ができない安心感がある。

神の不可思議力による無限の豊かさは、いつでもどこにいても誰の中にもあり、あなたも私も、万物が、神聖な流れの一部なのだ。

 

本当の豊かさは、外側にはない。

 

幸せが内にあり、喜びが内にあり、光明が内にある者こそ、この物質世界にいながらも宇宙の源と共鳴し、真に満たされていくのだから🍀

 

おすすめの記事