区役所に伺った時のこと。
そこがまるで、高級ブティックかのような対応をされたことがある。
こちらが伺う前から優しい笑顔で近づいてきてくださり、要件を伝えると、順番待ちの発券とどこで待っていればいいのか、どこに番号が表示されるのかの説明をしてくださったのだ。
発券機の前にいる担当の人なのだから、それは当たり前と思っただろうか。
もしかしたら、当たり前のことなどないのかもしれない。
人によっては、説明はあっても目線はどこへやらという方や、本当に接客が向いているのかと思ってしまうようなオーラの方もいる。
プライベートや仕事で何があったにせよ、どのような相手に対してもそれを見せずに一流の仕事をする人こそ魅力的だ。
ファイブスターホテルのような場所に行けば、背筋をピンと伸ばし、品のある自分や優しく愛のある自分を出せる人は多いのに、仕事でもその波動領域を維持している人は少ないからこそ、笑顔を出し惜しみせず丁寧な仕事をなさっている方からは、その人の仕事に対する信念が伝わってくる。
相手が年下であろうと誰であろうと、今この瞬間を丁寧に接する心構えは、意識していないとできるものではない。
相手がどのような対応をしてきても柔軟に接し、そこで受けた感情感覚を次の人に持ち越さない覚悟があるからこそ、パッと花が咲いたような美しい笑顔とオーラを放つことができるのだ。
そのような美しさを味わうと、人は安心し幸せを感じるもの。
そして優しさを与えた人には、どんどん徳が積まれてゆく。
たくさんの人の対応をしなくてはならない時でも、一瞬一瞬を大切にしている人は、すぐに分かる。
オーラが他の人と全く違うからだ。
あたたかく、明るく、寛大で、ふわっとした優しい氣が流れている。
黄色や橙色、ピンク色のような淡い色味が、その人の内側から滲み出ている。
今の仕事が、本当にやりたい仕事かどうかは本人にしか分からないが、今の仕事を一生懸命やっている人は、どのような仕事でも光輝いている。
今の場所で最高級の自分を出し、人様に幸せをもたらしている人に良いことが起きないわけがない。
神様は、ちゃんと見ている。
広大な宇宙も、いつでも自分の行いを見ていて、今の場所で不平不満を言わず、相手のためになること、今の自分ができる精一杯のことを心からできた時、自分の望んでいた次の道が開かれてゆく。
いろんな人がいていいし、いろんな生き方があっていい。
けれど、笑顔に勝る生き方はないのかもしれない。
笑顔は、人を幸せにする。
自分の人生をも幸せにする力がある。
どんな時でも笑顔を忘れない覚悟があるからこそ、幸せがまた次の幸せを引き寄せ続けてくれるのだから🍀