わたし、幸福になるひけつをみつけました。

それは、いまを生きることです。

 

過去をいつまでも悔やんだり、未来に期待

するのではなく、いまこの瞬間をできるだけ

大切にすること。

 

一秒一秒を楽しみつつ、自分が楽しんでいる

ことそのものを楽しむのです。

 

多くの人々は、生きるのではなく

ただどこかへ向かって急ぐことに夢中に

なりすぎて、息を切らし、穏やかで美しい

田園風景をめでることもせず、ただそこを

通りすぎてしまう。

 

そして気づいた時には年を取って疲れはて、

ゴールにたどりついたかどうかなんて

どうでもよくなってしまいます。

 

私は歩く道々で腰をおろし、

小さなしあわせを積みあげていきます。

 

 

これほどの素晴らしい文章が、児童書に記載されていることに驚きを隠せない。

当時はサラっと読んでいたであろう本の中に、今となっては一言一句頷いてしまう言葉がある。

 

どのような出身地や境遇、現実であれ、“今” を生きていることを実感し、感謝する。

今できることに集中し、あらゆる出来事を積極的に捉えて楽しみ、しあわせに気づいていく過程からは、幸の大きさを決めているのは、その人の心だということがよく分かる。

 

 

どこか遠くにあるように思える幸せも、心の奥底で求めているものも、実は近くにあって、自分が気づいていないだけなのかもしれない。

心一つの置き所で、人生は全く違って見えてくる。

誰もが生まれ持ち、若い頃は無意識に活かしていた無邪気さや正直さ、自分を信じる心、自由奔放さ、純真さというかけがえのない感覚を忘れないことの大切さ。

そして、人生に対して拓き全開になり、あらゆる手段や可能性を臆せず受け入れるほどに(有り難さを感じるほどに)、自分の人生にとって必要なことは確かに満たされていく。

 

ジーン・ウェブスター作「あしながおじさん」は、一人ひとりにある唯一無二の幸せを見つける方法を思い出させてくれる。

あなたにとっての幸せもいつでも側にあり、あなたに気づいてもらうのを待っているのだから🍀

 

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