27年間プロテニス界に身を置き、数々の偉業を成してきたセリーナウィリアムズ選手のドキュメンタリー、In the Arena : Serena Williams(ESPN ORIGINAL Dinsey + 配信)を拝見した。
彼女の素晴らしい経歴や心の葛藤、成し遂げてきたことに感動しつつ、私は、神の有難いお恵みや崇高な計らいが存在することを思い出さずにはいられなかった。
彼女は幼少期から毎日毎日練習を重ね、技術を磨いてきた。
潜在能力をフィジカル、メンタルのあらゆる面から引き出し高めつつ、トップの座にいるセルフイメージは強固だったに違いない。
数々の大会で優勝したり、どのような体調でも勝ち進んできた中、ある年に年間グランドスラム達成(4大メジャー大会を同一年で制覇すること。1シーズンに4回頂点に立つこと)を目標にしたのだ。
けれど、本気でトップを目指し、あらゆる偉業を成し遂げてきた彼女でさえも、成し得ないことがある。
物事は成るように成っていて、グランドスラム制覇折り返し地点の準決勝で敗れてしまったのだ。
その時の彼女のコメントが、神の崇高な計画を示唆していた。
「映画のようには終わらない。どんなに頭で思い描いたとしても、それは私の物語ではなかった。
It doesn't end the way it dose in the movies, and no matter how much I feel like it could and it should and no matter what I could have done different, it wasn't my story.」
神の神聖な秩序のもとに、成るべきことが成る。
それは思考の領域を超え、努力というものやエゴをも超える。
まさに神のご意志のままに、流れが進んでゆく。
そして、この魂が宿った身体でのカルマ(今世の試練、課題)も絡み合っていて、自分の意志ではどうにもならないこともあるものなのだ。
けれど、悲しいことや悔しいことばかりではない。
それは顕在意識が感じているだけのことで、すべてが万事うまくいっているのだ。
どの魂も、神の欲するものを真の喜びとし得られるようになっていて、なんと彼女はその後、妊娠しながらも優勝してグランドスラム23度目のタイトルを手にしたりと、神はその魂に相応しい幸を最高のタイミングでもたらしてくれる。
だから安心して、自分の中に流れる崇高な神のご意志に導かれればいい。
エゴはどうしても、「こうしたい、ああしたい、あれが欲しい、これが欲しい。もっともっと!」と言ってくるかもしれない。
それを神も求めていれば実現するけれど、それが自分の物語でなければ、どれだけリアルに感情を込めて思い描いても、現実化しないのだ。
いつどこで何をしていても、今どのような環境にいようとも、その時々で心の赴くままにやるべきことをやり、一人ひとりに示される道を歩んでいけば、成るべきものが成る。
エゴではなく、魂の声と神の声が一致した時、それは果たされる。
最高の形とタイミングで。
あなたの今世のお役目は、あなただけが体感できる神からのギフト。
一瞬一瞬を偽りなく、ほんとうのあなたで楽しみ選び取っていくことで、あなたを創った神と共にあなたの素晴らしい物語が紡がれていくのだから🍀