理想と現実に差があるなと感じる時は、内なる声に耳を傾けてみるといい。
本当は、何を望んでいるのか。
あなたの心(自我、エゴ)と内なる声(魂)の意見が一致すれば、物事はすんなりとうまくいくようになっている。
あなたに、「本当はチャレンジしてみたい」と思うことがあったとする。
内なる声に従い、ワクワクした波動でやりたいことを始めれば良いのだが、時に自我が邪魔をすることがある。
「今はそんなことをしている暇はない」「今の仕事には関係ないのだから、そんなことをやっても意味がない」などと、意欲を抑え込む感情が心の中で湧き起こるのだ。
これはコンフォートゾーンともいい、安全で快適な現状を維持しようとする本能でもある。
自分を守るのも良いことだが、新しいことへの挑戦意欲があり、現実をより良く変えたいと思っているのに自我の意見ばかりを優先していると、内なる声は表に出れなくなってしまうのだ。
これが、現実世界で軋轢や葛藤、悩みや不安といった要素として顕在化してくる。
まさに綱引きをしているようで、一向に望みが叶わない(現実が維持される)だけでなく、自我が強すぎて内なる声を無視しすぎてしまうことにより、その反動で勢いよく引っ張られ、転んだり怪我をしたり傷つくなどといった出来事が現実世界で起こってしまうのだ。
だからこそ、内なる声に耳を澄ませてみる。
しっかり話を聴いてあげると、本当に自分が求めていることを純粋に実感できる。
すると、内なる声である魂が宿っている身体(あなた自身であり、自我)は、内なる声の望む世界を実体験させてくれるようになるのだ。
正確には、魂が身体をうまくコントロールできるようになると言える。
魂は生身の身体を通して、考えていることや感じていることを体感していく。
だからこそ、身体が自分の意思と違う動きをしてしまうと、混乱してしまうのだ。
そこで、もう少し別の角度からも『内なる声の活かし方(願いの実現方法)』を知っていこう。
あなたの内なる声は、映画の名監督だ。
指導監督を行い、自分の作りたい作品を作り上げていく。
自我は、作品に登場する人物。
この人は、監督の考えを良いことであれ悪いことであれ演じきる名俳優。
つまり、名俳優の良さをうまく活かし、意図してより良い作品を作ることがあなたの人生に直結しているのだ。
あなたの人生で良いことがあれば、監督の指示や意図がしっかりと俳優に伝わり、作品になったということ。
あまり望まないことがあれば、監督の指示が曖昧だったり、右往左往していたり、俳優の良い面よりも悪い面を引き出してしまっているということ。
せっかく作品を作れる立場にあるのだから、自分の作りたいものを作りたいように作り上げていい。
あなたは、あなたの人生の名監督。プロデューサーだ。
だからこそ、今のあなたがどこで何をしていようと、あなたが心の声に耳を傾け本来の自分を演じれば、望みはすんなりと叶っていく。
生まれながらにして誰にでも備わっている内なる声。
これは、いつでもあなたの耳元で本音を囁いている。
直感としてあなたに何かをお知らせしてくれている。
この声を「聞く」のではなく「聴く」ことで、本来のあなたになれる。
内なる声に耳を傾けるかどうかは、あなた次第だ🍀