図書館に行ったある日のこと。
借りたい本があり、館内にあるパソコンの検索ページから、その本を調べたことがあった。
すると、自分がいる支店にはなく別の数店にあり、貸出中とのこと。予約をすれば、自分がいる図書館まで届けてくれると書かれていた。
どこも同じ区とはいえ、自宅からは遠い。
私はその時に感じたのだ。「今は、この本を読むタイミングではない」と。
そして、全く別のジャンルの本を借りその日を終えた。
後日、自宅から行こうと思えば行ける別の支店の図書館へ行く機会に恵まれた。
この場所に借りたいと思っていた本が置いてあるかは失念していたのだが、良い機会と思い立ち寄ったところ、借りようと思っていた本はなかったものの、その作家の別の本が妙に気になったのだ。
心の赴くままに借りてみると、自分の感覚にとても合っていて一気に読み進めてしまった。
「ご縁はすごいなぁ」と驚いていたのだが、これだけでは終わらない。
この本を自宅近くの図書館に返却をした後、何とはなしに一通りの本を眺めながら歩いていた時だ。
なんと、借りようと思っていた本が置いてあったのだ。
遠くの支店にあった本。
誰かが借りて、私の住むエリアに返したのだろう。
まさに、ご縁。
そして絶妙なタイミング。
この作家の別の本を先に読み、好印象になっていことで、初めに借りようと思っていた本も待ち遠しくなっていたのだ。
一番初めに本を検索した時、人によってはその場で予約をお願いするかもしれない。
人によっては、借りたかった本がないことに対して、ツイてないなと思うかもしれない。
けれど私はそうせず、「意味があるからこそ、今ここにはない」とタイミングがあることを感じ、それならば別のジャンルの本を読もうと思ったのだ。
お陰で、その時の自分が読むべき本と出会えた。そこから得た知識や叡智は多く、とても有意義な時間を過ごせた。
そして、別の支店に立ち寄った際に借りたいと思っていた本がなかった場面でも、私は肯定的に捉え、今ここに数多ある中から、借りたいと思うものを選んだのだ。
起こる出来事をどのように捉え、どう判断し、どう感じるかは人それぞれ。
その中でも、自分が自分に対して肯定的で積極的で前向きな考えをしていると、願いを叶えてくれる宇宙は丸をくれる。
これは図書館での本に限らず、日常でのあらゆる場面に言えることだ。
何かを求めて行った先に、求めているものが手に入らないことがある。
「人生は、思い通りにならないのが普通」と思う人もいることだろう。
でももし、タイミングがあるとしたら?
あなたにとって最高のタイミングがあり、それを宇宙からの計らいで最高の時間調整をされているのだとしたら?
あなたが何かに対して焦り、もがいていても、イラついていても、がむしゃらに行動をしていても、広大な宇宙の視点からすれば、とても微笑ましく見えることだろう。
あなたの望みは、あなたにとって最高のタイミングで叶うようになっていることを知っているからだ。
だからこそ、宇宙はあなたを導くように、日々あらゆるエッセンスをくれる。
例えば、何かをふと目にしたり、たまたま耳にしたりする機会を与えてくれる。
別の行動をする中で、出逢うべきものに出逢えるようにしてくれているのだ。
すんなりと思い通りにいかない時は、広大な宇宙からの有難い時間調整の時。
タイミングがあるのだから、ゆったり待てばいい。
待っている間にできることや気づけることがあることも、宇宙は教えてくれている。
あなたにとって、いつでもすべての過程がうまくいっているから、今この瞬間を最高に楽しみ、幸せを感じていこう。
あなたの望みが実現するタイミングが来た時に、最高の状態のあなたで幸福を受け取ろう。
あなたがタイミングを待つ心の余裕は、心地良い波動となり着実に宇宙に伝わる。
そして心地良い波動は、あなたの望みをより早く自分の元へと引き合わせるもの凄い力を持っている。
タイミングを待つ時間は、あなたの願いが叶う上で意味があるものなのだから🍀