「人の悩み相談を聞いていて、自分まで気持ちが下がらない?」と聞かれたことがある。
どうやらその方は、悩み相談を聞くと自分まで気疲れしてしまうというのだ。
確かに、相手の話を傾聴し、気持ちに寄り添う上でそのようになってしまう気持ちは、分からなくはない。
しかし、私がなぜそのようならず、人の悩みを聴くという仕事を続けられているのか。
そこには、ポジティブ思考の根底に繋がるものがある。
相手が望む明るく幸せな未来を生きている姿が、既に見えているからだ。
相手が今の現実にフォーカスし、気持ちが下がっていたとしても、私にはその人に生まれながらにして備わっている才能や魅力が分かり、相手の望む幸せや成功が叶っている姿が見えているからこそ、どうしたらその人の天性が呼び覚まされるかに意識を向けているのだ。
言葉になる悩みから、言葉の裏にある感情、そしてまだ言葉になっていない心の声。
これらをポジティブに受け止め、どうしたら相手の人生に利益を与えられるかを考えているからこそ、相手のオーラには影響されない。
相手が今、どのような思考感情を抱いていようと、相手の心の奥底にある『本当に望み求めている幸せ』に一緒に向き合い、後押しをする聴き方をしている。
また、私自身が普段からポジティブなことも影響しているだろう。
人生に起こるすべての過程に感謝し、日々を大切に生きているからこそ、物事をプラスに捉えられるのだ。
一度きりの人生だからこそ、自分のお役目を発揮させて魂を磨き続け、世の為に役に立ちたいと思っている。
自分だからこそ生み出せる価値で、自分と関わるすべてに利益を与え続けたいと思っている。
そのような気持ちがあることにより、いつでもどこにいても、自分らしくいられるのかもしれない。
ポジティブ思考の根底にあるものは、愛。
生命への愛。人への愛。自然や宇宙への愛。そして、自分という命への愛だ。
かけがえのない日々は、尊い奇跡の積み重ね。
二度と同じ日がないからこそ、24時間という限りある時間の中で、ポジティブに生きることが自分の命を全うすることにも繋がっている。
物事のどのような面を見ていくのか。
日々の一瞬一瞬を、どう感じ取っていくのか。
ポジティブに生きていると、自分にとって有難く幸せなことがどんどん起こる。
それは、ポジティブという積極的で前向きで肯定的な考え方が、宇宙の豊かさと営みに調和しているからなのだろう。
それぞれが、それぞれの望む幸せを手にしていいし、一人一人が望む幸せを体感するために生まれてきたのだから、もっと幸せになっていい。
あなたから生み出される愛が活かされる場所は、必ずあるのだから🍀