
自分の内側で感じる違和感を、無視してはいけない。
大切な人や家族からのお願いであっても、誰かからの依頼であっても、お世話になった人からの要望であっても、自分の本音はどうなのかを尊重することはとても大事だ。
過去に指導してくれた人や力になってくれた人、親族の意見は特に避けづらいかもしれない。
けれど、あなたが今この瞬間に何か違和感を感じているのであれば、それはあなたが行う必要はないということなのだ。
とある歌手が、まさにそうだった。
本人は昔から、ツアーは行いたくないと思っていた。
マネージャーである父親や同じグループである兄弟、そして母親にも、ツアーはしたくないと言っていた。
けれど、父親からの強いツアー開催の要望と策略で逆らえず、違和感を抱きつつ同意もしていないのに、話が強引に進められてしまったのだ。
すると、違和感を抑え込んだ反動が出た。
ツアー前にスポンサーのプロモーション撮影をしている時、演出用の火花が頭部に飛び移るという不慮の事故が起こり、重度の火傷を負う羽目に。
違和感を抑え込んだ時の反動というのは、いつどう出るか誰にも分からないが、ある。
何かしらの形で、いつかは必ず表出してしまうものなのだ。
宇宙がこの出来事を通して、「本当のあなたは、どうしたいのか?」と聞いてくれているから。
この歌手の凄いところは、自分がまだ治療中であっても入院中の子供達を想い、慰謝料の全額を治療が必要な子供達のために寄付したこと。
そして、救急治療室での手術後、容態が少し落ち着いた時に「家族のためにツアーをやる」と言ったのだ。
ツアーを行うことに同意したのは、自分だからこそ生み出せる光を奉仕するという決意だった。
彼は慢性的な痛みを抱えながらも、ツアーを開始。
いつでもどこでも、最高のパフォーマンスを披露した。
そして、とあるツアーのアンコール中に、これが最終ツアーだということを告白したことで、ようやく違和感を手放せたのだ。
メンバーにも父親にも事前に言わずに、ファンがいるリアルタイムでのツアー終了という告白。
思い切った行動を取ったのはまさに、彼の本音である真我の声の表れだろう。
彼の優しさで相手の望みに合わせていたけれど、彼は違和感のあることは断ったり手放してもいいのだと、心底学んだに違いない。
私にも似たような経験がある。
会社員時代、言いたいことを我慢して我慢して、違和感や嫌な感情を笑顔で取り繕っていたら、ある時吹き出物が顔中に出てしまったのだ。
このようなことは今まで一度もなく、本当に驚いた。
違和感を抑え込むという閾値を越えた結果だろう。
違和感を無視すると、必ず違和感はもっと大きくなる。
そして宇宙は、自分にとって不要な物事を手放せるよう強制終了させてくれたり、顕在意識にとってはとても辛いことや悲しいこと、苛立つことを通して、本音に気づかせてくれるのだ。
まさに、魂の学びそのものである。
大変な経験を通して違和感を手放しても遅くはないのだが、違和感は初動で出ている。
何年も前から出ていることすらある!
そして徐々に徐々に違和感は大きくなっていき、最後にはドカンとくる。
その痛みは激しいから、違和感がある時には無視せず、自分自身と向き合ってあげることがとても大事だ。
あなたが違和感を感じることは何であれ、無視したり我慢してはいけない。
家族であっても、嫌なことは嫌と言う。
無理なことは、無理と言っていいのだ。
あなたは一人の価値ある魂として尊重されるに値するし、ご自身の気持ちを素直に選べる権利があるのだから。
すべての出来事が、調和を保った崇高な宇宙の流れの中での有難い計らい。
その瞬間を通して、真我である本当の自分と向き合うきっかけを、宇宙は私たちに与えてくれているのだから🍀




