良いか悪いか
どちらが合っているか合っていないか
どちらが正しいか正しくないか
多くの人は日々、様々なことを判決している。
買い物で「どちらのりんごが美味しそうかな〜♪」といったことならいい。しかし、その判決を人間関係にも持ち込むから悩んでしまうのだ。特に人間関係で悩んでいる場合は、楽しいや嬉しい幸せといった感情ではなく、不満や怒りといった負の感情だろう。負の感情のままでは、あなたの悩みは解決しない。
人間関係の悩みを解決する方法は、とてもシンプルだ。
相手を判決するのではなく、ありのままの相手を許容することだ。
相手がありたい人生を尊重し、相手が自分らしくいることを許容する。
許し、容認するので、妥協とは違う。
よく結婚生活でそのような話が取り上げられることがあるだろう。結婚生活に関して言えば、妥協とは「自分の選んだ判断が間違っていた」と認めることでもある。
どの人にも得意不得意があり、良いところも悪いところもあるのだ。それが、その人らさしさ。
あなたが完璧でないように、相手も完璧ではない。
相手を判決するのではなく、相手が相手らしくいること、ありのままの相手を許容すればいい。
あなたが相手を許せず判決をしてしまうのは、あなた自身が自分に厳しい判決をしているからだ。
「こうでなければならない」「こうあるべきだ」「〜なんてあり得ない」と自分を縛り付けすぎている。そのような人生を望むならその人生を歩めばいいが、あなたがあなたらしく生きている中で、「素敵ですね」と許容されたら嬉しいことだろう。
人は、自分を肯定されると嬉しいものだ。自尊心が高まり心地良さを感じることができる。
もっと大切なことは、自分で自分を許容することだ。
あなたがあなたらしく生き、他の誰かの判決によらずあなたらしくいることを自分に許容する。
あなたは今のあなたのままで素敵であり、あなたが望めばもっと素敵になれる。あなたが何を選んでも、どう生きても素晴らしく価値がある。
どうしても苦手な人や嫌と思う人とは、無理に付き合う必要はない。
その相手がその人らしく生きていることを、許容するだけでいいのだ。
例え相手がどんな髪色でも、どんな服装でも、どんな体型でも、どんな思考でも、どんなことが好きでも、自分が好んで選択したものをその人自身が楽しんでいる。
だから、判決するのではなくその人らしさを褒められたら最高だ。
どうしても直してほしいところがあるのなら、「あなたは今のままで素敵だが、こういうところが●●(良くないところ)だ。こうしたらもっと素敵だよ!」とまず相手を許容することから始めてみよう。
その時のあなたには、もう判決という目はないだろう。
あなたと関わるすべての物事、この世に存在するすべてのものの良さを見つけられているはずだ。
ありのままの相手であることが素敵で価値があるように、あなたがあなたらしくいることも素敵で価値がある🍀