リトアニアを代表する芸術家である

ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス。

 

見えない精神世界を絵画で表現した彼の

作品は、どれも霊的ハーモニーを奏でている。

 

単に幻想的なのではなく、目に見える世界の

奥にある物質世界の向こう側、霊的宇宙、

霊的次元が視覚化されている。

 

まさに彼の作品が、神智学的と

言われる所以だろう。

 

作曲家としての才能も存分に発揮させ、

絵を音楽のように構成し、音楽と宇宙を

結びつけている感性も美しい。

 

描かれている光も、遠方から差す神秘的光線、

内側から発光する風景、光の階層が、

高次意識・神性・霊的覚醒の象徴として

解釈されているのも頷ける。

人間は、魂を成長させながら

より高い意識へと向かうと考える神智学。

 

神智学を構成する7段階は単なる場所では

なく、意識の成熟、魂の進化、精神性の深化

を示す地図のようなものだ。

 

このような高次の世界観を

絵画を通して表現し切った彼の人生は

まさに、魂の旅そのもの。

 

無心に精一杯、自分だからこそ生み出せる

価値と感性、己の人生という時間を、

高次元の存在に捧げたのだろう。

 

35歳で亡くなるまでの6年の画業で

300点以上の作品を生み出し、今もなお

愛され続けているのは天命を全うした証だ。

 

 

実年齢と魂の年齢は一致しない。

 

彼は実年齢が若くても魂の旅を果たし終え、

宇宙意識と合一し、神智学の7段階目である

アートマ界(神的意識、根源)へと

回帰したのではないだろうか。

 

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