
分からないことや疑問に思うこと、気になることがある時は、遠慮せず恥ずかしがらずに聞いていい。
誰かのとのふとしたやり取りでも、あなたが何か気になる時は、臆せず聞くべきなのだ。
ついつい、「こんなことを聞いたらどう思われるかな」とか、「忙しそうだから聞かなくてもいいか」とか、「こう思うけれど、このままで良いのかな」などと気になっているのに、相手に聞けないことがあるかもしれない。
けれど、自分が確認したいことや理解していないこと、知りたいことを相手に聞かないと、自分がいつまでもモヤモヤしてしまうもの。
遠慮しなくていいんだよ。
我慢しなくていいんだよ。
疑問を聞くことは、悪いことでも恥ずかしいことでもないのだから。
私はカウンセリングや占い鑑定をする時はよく、「話している途中でも疑問に思うことがあれば、なんでもおっしゃてくださいね」と言っている。
長期間のセッションをする時には、「ほんの少しでも聞きたいことや確認したいことがあれば、いつでも遠慮なくご連絡ください」と伝えている。
いつでも気軽に聞いていいと思える安心感を出すことは大事だ。
それは仕事に限らず、どのような時でも同じこと。
些細なことでも相手が相談しやすい方が、お互いにとっていい。
けれども、そのような場面ばかりではない。
私自身が実はそうなのだが、「これ、こうではなくていいのかな...」と思っても、相手との関係性や、一対一か集団かにもよるが、聞くことを我慢してしまうことがあるからだ。
その場で反射的に聞くよりは、時間をおいて「やっぱり確認した方がいいな」と思ってから行動することがある。
だから、疑問を聞きたくても聞けない人の気持ちがよく分かる。
それはどこか無意識に遠慮していたり、どう思われるかと気にしているからだろう。
そしてそれ以上に、相手の考えやタイミング、方法を尊重しているからという理由もある。
とはいえ、どのようにこちらが感じていても、聞かないと物事が先に進まないこともある。
聞くことで、お互いの理解が深まることもある。
聞くからこそ、相手が忘れていたことや勘違いしていた場合には、方向転換ができることもある。
完璧な人などいない。
間違うことや、知らないことを知ることの恐れを手放せば、素直に聞くべきことを聞いていいのだと思えるようになる。
一生の中で知ることや既に知っていることよりも、自分が知らないことの方が比較にならないほど多いもの。
知っていることを惜しみなく与えて相手のお役に立ってこそ、知識や技術は真の力を発揮する。
それに、仮に聞いてどうかなったとしても、気まずさや恥じらいを感じたとしても、それは一時的なかりそめだ。
何も恐れなくていい。
すべてがなるようになっていて、ことが秩序正しく進んでいく。
聞きたいことを臆せず聞くという行為を通して、あなたの魂が磨かれ、新しい扉が開くこともある。
あなたはあなたが感じたとおりに、表現するだけ。
疑問は遠慮せずに聞いていい。
壁を押してみたら、案外「聞いてよかったな」と思えるものなのだから🍀





