誰にでも、1日24時間という同じ長さの時間が流れている。
ライフスタイルは違えど、今という尊い奇跡の中で、同じ時間軸を過ごしている。
けれども、その時間をどのような感情で過ごすかは人それぞれ。
笑っていても怒っていても、褒めあっても貶しあっても同じ時間が流れている。
何かを行う時、面倒に感じながら行なっても、楽しみながら行なっても同じ時間なのだ。
この時間をどう扱うかで、あなたの人生が変わる。
自分では想像もしなかった方法で、驚くくらい変わっていくのを実感できることだろう。
時間を大切に扱うほどに、崇高なエネルギーの流れに運ばれていくことができるのだ。
では、具体的にどうすればいいのか。
それは、どんな時でも、自分の感情を自分で選ぶということ。
喜怒哀楽は感じていい。
素直に感情を味わった後に、肯定的であれ否定的であれ、自分が感じた感情にいつまでも留まらず、自ら中庸の精神に戻っていくのだ。
中庸とは、陽と陰の間。
嬉しくても悲しくても、喜んでいても怒っていても、その中間である平静さに自ら戻ることを意味する。
ただし、普段否定的な感情を感じやすい人は、中庸の考え方に取り組む前に、意識を全面的に陽に、つまり肯定的で積極的で前向きな感情に向ける必要がある。
人や出来事に対して、悪口、陰口、不平不満、愚痴、泣き言などの反応が多い陰の質が強い人は、物事の良い面を探していくことが先決だ。
これらによって、自分の人生に起こることが、いかにより良く変わることか。
感情を意図的にコントロールできるのは、人間の特権。
他の動植物にはない素晴らしい叡智と能力であり、誰にでも与えられているものなのだから、使わないなんてもったいない。
「いいことが起きないかな」
と思っているなら、自分の感情を変えてみればいい。
まずは、これから行おうとしていることに対して、エゴ(自我)はどう感じているのであれ、前向きに捉えてみる。
目の前で起きたことには、エゴがどう反応したのであれ、肯定的に捉えてみるのだ。
何がしかの感情を感じた最後には、プラスの感情にしてから終えようと意識してみるのもいい。
そうしていれば、自然に感謝しながら中庸に戻れるようになる。
感情は、波動だ。
波の動きなので、エネルギーを発している。
つまり、あなたは知らず知らずのうちに、いつでもどこにいても何をしていても、毎日エネルギーを発しているのだ。
感情という波動に宿るエネルギーを。
それを変えずに、現実がより良く変わることはない。
陰の波動を放ちつつ、エゴの力で表面的にはうまく事が進んでも、どこかで必ず調整が行われてしまう。
それが、宇宙の成す不可思議な力。
あなたにとってのいいことは、あなたが内なる波動を変えない限り、真に得られない。
誰にでも同じように流れている有限の時間の中で、自ら放つ波動を変えないといけないのだ。
いいことを起こしたいなら、まずは今の環境で、些細なことでもプラスに捉えてみよう。
仕事でもプライベートでも、どのような状況であれ、それを楽しもう。
自分で気づいて感情を選ぶ癖ができれば、幸はいくらでも舞い込んでくる。
あなたにとってのいいことなのだから、あなたが放つエネルギーを変えれば、あなたにとってのいいことと共鳴する。
すべては、エネルギーだから。
目には見えないけれど、日々淡々と、自らが放っているものがある。
そして、時間という背後には崇高な流れが存在し、あなたと共鳴するのを待っている🍀