メリーポピンズというディズニーの名作をご存知だろうか。
空から現れた乳母のメリーポピンズが、いたずら好きの子供たちのお世話と家事をしながら、毎日を楽しく過ごすことで、両親と子供達との絆をよみがえらせる物語。
実は、この名作が映画化された裏側には、誰もが願いを実現させていく上で大切な考え方や、心構えが込められている。
私はこの教えを「ウォルト・ディズニーの約束」とその特典映像より学んだので、このブログを通してあなたにシェアしたい。
まず驚くのは、映画化されるまでに要した期間。
なんと、20年もの歳月がかかっているのだ。
それでも、ディズニーの生みの親ウォルトは、原作の素晴らしさを世に広めるために奮闘を続けたお陰で、現代にも語り継がれる名作となっている。
そして、ここからが肝心なのだが、ウォルトやその周りで脚本、映像、楽曲作成などに携わった方々は、原作の素晴らしさを基に、先に行動を起こしていたということ。
楽曲を手掛けたシャーマン兄弟は、脚本がない時からトラヴァースの原作を基に曲を作り始めていたのだ。
原作者とディズニーが提携することを前提に、もう決まっているかのように行動をしていた。
楽しく幸せな気分で、時に大変なことがありながらも、この最高に素晴らしい作品を映像化させ、世界中へ届けられることに無我夢中だったに違いない。
原作者が長い年月を経てやっと会社に足を運んでくれても、なかなか契約が成立しない時もあった。
それでも、素晴らしい原作が形となることを、ワクワクするような高揚感と期待で、望みが実現している時の波動領域に居続けたからこそ、まさに恋焦がれていたことが実現したのだ。
結果は、大ヒット。
諦めない心。
やりぬく信念。
自分が信じたことや叶えたいこと、実現させたいことへの飽くなき探究心と忍耐力。
決まってから(実現してから)動くのではなく、先に願いが叶うことが前提のマインドで動いていたからこそ、まさにベストなタイミングであらゆることがうまく繋がっていった。
同じ気力とモチベーションを維持することは、まさに才能だ。
そしてその才能は、誰にでも備わっている。
20年も想い待ち続けられるのは、本当に凄いこと。
「何かを成すためには、まず自分が何者かにならなければならない」というドイツの哲学者ゲーテの言葉のように、素晴らしい原作を映画化すると心に決め、目標に向かって突き進んだ挑戦者であり続けたからこそ、このような奇跡を生んだのだ。
自分を強く信じて先に準備をし、願いの対象への想いを持ち続ける覚悟。
みんな同じ人間だ。
何を成したかだけ。
先が未知数の段階から準備をし続けていたからこそ見える景色は、誰にでも平等に与えられている。
掴むか掴まないか、途中で手放すかグイッと自分の元へ引き寄せるか。
名作が生まれるまでの背景と軌跡からは、どの人の願いの実現にも通ずる普遍の真理が隠されている🍀