会話の中で相手を気遣うあまり、相手からの「〜だよね!」「〜でしょ?」と投げかけられた考えに対して、本心とは違う反応をしてしまったことはないだろうか。
自分はそう思わない、違う考えがある。けれど、いきなり否定したら悪いかなと感じ、同意はしなくても苦笑いをしてしまったり。
場の雰囲気を壊さないために、自分を偽ってしまうこともあるかもしれない。
けれど、愛情を込めて正直な気持ちを伝える権利が、あなたにはある。
いきなり相手を否定したり、自分の考えだけを押し付けては相手の気分を害してしまうから、思い遣りは大切だ。
相手には相手の考えや感覚があることを前提にしつつ、あなたはあなたが思う対応をしていい。
例えば、あなたの目の前にいる知り合いや会社の人が、他の誰かの悪口を言ったとする。
その人は笑いながら小馬鹿にしているとしても、あなたがその対象にそう思わないなら、一緒になって笑う必要がない。
「そうなんですね」「そういう時もあるのかもしれませんね」と、同意をせずに相手の話を許容するだけでいい。
自分に対して言われた言葉も同じだ。
「あなたって、ああでしょ、こうでしょ!」「こういう時って、普通こうよね!そう思わない?」と固定観念で勝手に決めかかってくる人がいた時、本当は違うのになと思いながらも、苦笑いをしてしまう場面。
そこでも、いきなり相手の考えを全否定しなくても、「どうなんでしょうね。私はこうしています」「そういう考えもあるんですね、けれど私はこう思います」と、相手の話を受け入れてから、自分の本音を伝えてみるのだ。
すると、相手は自分の話や考えを聞いてもらえたので、あなたの考えを伝えられても聞いてくれる。
相手を尊重しつつ自分の気持ちを正直に伝え、余裕があるなら相手の良いところを褒めてみると、相手はなぜか愛ある人になっていく。
それは、誰にでも自尊心があるからこそ。
これが、いきなり相手の話を全否定してしまうと、相手はあなたがいくら真実や事実を伝えても、聞く耳を持てなくなってしまうだろう。
完璧な人はいないもの。
なんでも、お互いさまだ。
だからこそ、相手の考えは許容しつつ、あなたの気持ちも素直に伝えていい。
正直な気持ちを、その場で伝えることが大事だ。愛ある言葉と表現で。
その場で愛を込めて正直に伝えていれば、悪口、陰口は自然になくなっていく。
それをする必要がないから。
何かを我慢するから、裏で言いたくなるのだ。自尊心を保つために、誰かを標的にすることで束の間の安心が得られると思っているのだろう。
そして気付かぬ間に、自分の出した否定的な言葉で、無意識に自分を汚染していく。
相手に投げかけた言葉が肯定的であれ否定的であれ、言葉を発した者の元へと返ってくるようになっているのだから、同意できない相手の波動領域に、あなたが無理に合わせる必要はない。
本当の自分を偽る必要もないのだ。
あなたは、あなたの光を放つことだ。
唯一無二のあなただけの光を。
あなたを「あなた」として創造した高次元の存在は、あなたが臆せず愛を持って、本当のあなたが表出するのを待っている。
相手を思い遣り、自分の気持ちに正直でいるからこそ、あなたも正直で優しく愛ある豊かな波動を放つ環境へと導かれていくのだから🍀