脳は常に、何かしら思考をしている。

口から言葉を発していなくても、言語やイメージ、音楽などがとめどなく溢れ出ているものである。

 

脳から生じる思考はハプニングであり、意図的に脳内活動を鎮めない限り、あらゆる感情に常に振り回され続けることだろう。

不安や葛藤、渇望や怒り、嫌悪や憎悪、他者との比較や優劣といった悩みは訳合だ。

 

更に、今という現実を生きているのに、過去に起きた出来事を脳内で繰り返してしまったり、起きていないことを心配してしまったり、未来にばかりに意識が向きすぎてしまうことすらある。

すると、脳内はいつまでも騒がしく、心が落ち着くことはない。

 

そこで今回は、自分のペースでいつでも脳内を鎮静化できる方法をご紹介したい。

 

 


 

 

① 静かに一人になれる場所で

楽に腰掛け、リラックスする。

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②目を閉じて深呼吸する。

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③深く息を吸った後に口を窄めて

息を吐き出しながら

【O】という母音を発する。

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④10~20秒かけてゆっくりと

息を吐き切ったら口を閉じ、

【M】の子音で終える。

鎮静効果が得られるまで続け、沈黙瞑想も取り入れることでより詠唱効果の吸収に役立つ。

 

 


 

 

この音はオーム音と言い、『宇宙意識の音』や、万物を支える根源的実在たる『ブラフマンの音』などと呼ばれている。

 

自分の内側から発せられた振動に浸っている状態は、単に脳を平静にするだけではない。

思考もイメージも浮かばないほどの静けさは、真我である本当のあなたと繋がる時間そのものなのだ。

 

Oの音を長く声に出すと、脳と心臓、口腔と鼻腔が振動しているのが分かるだろう。

 

口から出た音声波動は耳に入り、また脳へと戻っていく。

詠唱音を脳内に吸収されるようにすると脳には強い鎮静作用が起こるので、言葉やイメージに伴う緊張や葛藤などのエネルギー余剰が脳内になくなり、脳がとても静かになるのを感じられるようになる。

 

ちなみにOMは、a、u、mという三音節から成り立っている。

それぞれ創造、維持、破壊という神の力を意味しているが、詠唱する場合は言語的意味を考えず、音に意識を集中させるといい。

 

 

人は日々、心の様々な活動とそれによって脳内で作られた印象にこだわっている。

イメージの良し悪しに関わらず、その印象に無意識に囚われているとも言える。

 

そこで、OM音を唱えることで内的自我意識に到達し、エゴの視点から考える自分ではなく、自らの内なる真の本性を垣間見ることができるようになっていく。

言葉もイメージもない音を発して意識を集中させることにより、驚くほどの平静さがやってくる。

 

それは、日々の忙しない思考が止み、脳に余白ができたからこそ。

 

 

宇宙意識と共鳴する時間は、脳の平静と静寂をもたらす。

これは、外側にあるものでは決して得られないものなのだ。

 

本を読んだり、音楽を聴いたり、誰かと過ごしたりなど、自分にとって心地よいことをするというリラックス法も素敵なことである。

 

けれど、あなたにとって心地よく好きなことを行なっている時でさえ、脳は不断に思考活動を続けている。

 

OM音を詠唱することは、すべての動作を止めて脳内活動ならびに思考活動を静止させることが目的だ。

 

言語領域を超越したところに、あなたのエゴによる知見では体感できないあなたの純粋意識がある。

 

計算や算段、理論や論理で脳を働かせ言葉を駆使し続けても、それはエゴ領域での言葉の遊戯に過ぎず、常に不安や葛藤、混乱や緊張を生み出すからこそ、悩みを根底から除去するには、脳を平静にする時間を設けることが欠かせない。

 

本当の平静さは、外側ではなくいつでも内にあり、それは自ら体感することでしか得られないのだ。

 

 

外側にあるものは無常。

不断に変わりゆくものであり、一時的な満足感や優越感、幸福感、達成感は得られても、真にあなたを平静にすることはなく、特定の誰かや特定の何か、特定の場所に依存している思考を止めない限り、脳も心も落ち着くことはない。

 

自分にとっての心地よい時間を作ることとは別に、OM音を詠唱するという脳を平静にする方法を取り入れることは、内なる波を意図的に整え、自分自身が宇宙意識と一体であることを自分に思い出させることにより、あなたの次元を上昇させる。

 

すると、この身体に宿り物質世界を生きていながらも、言語では表現しきれない安心感や穏やかさ、豊かさを内側で体感できるようになる。

 

内なる光という無限の豊かさを、獲得できるのだ。

 

これは、莫大な富を払っても買えないもの。

どれほどの地位名誉、権力を得ても体感できないもの。

 

あなたが脳を無心に平静にするからこそ、体感できるものなのだから🍀

 

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