あなたが何かを成し遂げようと思った時、すんなりうまくいく時と、そうではない時を体感したことはないだろうか。
これらはすべて、神の時間軸の中で展開しているもの。
うまくいった時は神に最適なタイミングで導かれ、神の崇高な時間の流れに順応していたからであり、なかなか事が進まない時は、あえて事がすぐに進行しないように、神の計らいによって時間調整されているのだ。
これは、誰にでも起こる。
筆者は先日、海外のバスケットボール選手のドキュメンタリーを拝見していて、それを改めて感じた。
彼女は学生時代から試合で大活躍し、念願のプロ入りを決めた。
トントン拍子で事が進んでいた最中、プロ入団1年目で試合に出場する前から大きな怪我を負ってしまい、自分の意志とは関係なく入院する羽目になってしまったのだ。
本人も、「自分の力ではどうにもならないことがある」と仰っていた。
せっかくプロ選手になれたのに一度も試合に出れていない自分を責め、家族には泣きながら悔しさを伝えていたそうだ。
けれど彼女は、諦めなかった。
懸命なリハビリによって回復し、翌年からの試合初出場では、緊張したものの大活躍。
それだけではない。チームを優勝へと導いたのだ。
つまり、神の恩寵によって時間が最高の形で整ったということ。
デビュー1年目では試合に出ない方がいいと神が判断したから、彼女が試合に出られないような現実が起こった。
その年ではなく翌年の方が、彼女が最高の形で活躍できるという神の計画だったのだろう。
休んでいる間に、肉体面や精神面を鍛え上げる時間が神によって用意され、なおかつ入院期間でできることや学ぶべきことが彼女にはあったのだ。
プロとして試合に出場する前に、やっておくべき魂の学びが。
まさに、人智を超えた神の計らい。
これらの出来事は、怪我をした本人や周囲の人の顕在意識的には(外見上は)ショックな出来事でも、深い意味ではすべてうまくいっている。
起こる出来事には意味があり、無駄なことは何もなく、すべてが神の恩寵によって運ばれているのだ。
だから、もがいたり反抗したりすることなく、どのような現実をも受け入れ、今できることを淡々と精一杯行えばいい。
自分の魂にとっての学びが完了し業が果たされた時、然るべきタイミングと方法で、うまく事が進むようになっているのだから。
これらの視点は、神の時間軸に身をゆだねるということだ。
目には見えない神聖な流れに自分のすべてを順応させ、エゴによる制約を超越することで、神が創った通りの自分と繋がることができる。
そして、神による最高のタイミングで物事が秩序正しく進んでいくからこそ、エゴでは得られなかったあらゆる恩恵を享受することができるようになる。
捧げれば捧げるほど、楽に容易に、神の時間軸によって最適な場所へと導かれていく。
自分があるべき本来の姿へと変わっていく。
あなたの人生も例外ではない。
神の時間軸に身をゆだねれば、すべてがうまく繋がっていくのだから🍀