真珠のネックレスが一本の糸で繋がっているように、波が海から派生し、また海に戻るように、すべては繋がっている。
人間や地球や宇宙が生まれる遥か昔、ただ一点、そこにあるとしか言いようがないものが存在していた。
それがあったからこそ、揺らぎが起こり、ビックバンが起こり、あらゆる惑星や生命体が徐々に生まれていった。
すべては、繋がっているのだ。
ただ一点の、かのものと。
この世であらゆる動植物の姿形が違って見えるのは、煩悩や宿業という潜在印象によるエネルギーが、この世に生まれ出る時に、身体という自身の魂の成長に最も適した姿に宿るから。
そして、最も魂が成長する環境へと導かれていく。
かのものは、中立、中庸、受容の恵み深い愛の存在。万物を創造した豊かさの本源そのもの。
だから、良い悪いを感じ分けているのは心。煩悩によるエゴ。
どの生命も、豊かさの素質がある。生まれながらにして愛の素質がある。
けれど、今まで生きてきた中で積まれた煩悩による課題の多さによってそれを忘れ、あらゆる個性が善悪問わず生じているだけなのだ。
万物の本源を感じるほどに、すべてが繋がっているのだと分かる。
すると、今まで以上にやさしくなれる。
自分の心が緩むと波動が上昇し、心身が浄化される。
そして、魂が進化向上し、今まで感じたこともなかった安らぎを得られるようになる。
まさに、宇宙をも創造した存在の真の豊かさを感じられるようになる。感じられるというよりは、それと一体なのだと思い出す感じだ。
すべては繋がっている。
真にそれを悟ると、たとえ嫌な感じの人が現れても、愛を持って接することができる。
大変なことや辛いと感じるようなことが起きても、苦心しなくなる。
喜びも悲しみも、楽しみも苦しみも、感じ分けているのは煩悩によるエゴなだけだから。
本源より派生したあなたの身体に宿る真我は、いつでも中庸で、真の豊かさそのもの。
これは、喜怒哀楽を感じてはいけないということではない。それは普通の現象だから、素直に感じていい。
ただ、本源を思い出すほどに、そこに執着しなくなる。
喜怒哀楽を感じても、毎瞬が、ただあるがままなのだと、すべてはかりそめなのだと思い出し、固執しなくなる。
すると、いつも平静になっていくので、自分に起こる出来事も、自分の周りにいる人も、環境も、愛あるものになっていくのだ。
すると、いつでもどこにいても、豊かさを享受できるようになる。
そして自分からも、豊かさを運べるようになる。
そう、万物の本源よりなる真の豊かさが、自分の身体を通して流れていくのだ。
あなたは源に対して拓き、与え、受け取る。豊かさや愛のパイプとなっていく。
何か思い悩むことがあった時には、俯瞰してみればいい。
あなたの本質が何なのかを。
あなたはいつでもどこにいても、何をしていても、万物を司る本源によって守られている。
その豊かさや愛の源に対して、拓くだけ。
エゴの制約を解き放ち、本当のあなたになるほどに、すべてが繋がっていて、自分も幸を存分に得て良いのだと分かり、豊かさや愛を惜しみなく与え、臆せず存分に受け取れるようになるのだから🍀