私たちの身体は、自分が意図してないくても日々生まれ変わっている。
血液は約120日で入れ替わり、脳や肝臓、腎臓は約1年、腸の微絨毛は約1日で新しい細胞に入れ替わると言われている。
年齢や個体差はあるとしても、日々着々と進化し、1年もすれば身体を構成する約60兆個もの細胞が、今とは違う新しいものになっていることになる。
どこかで傷を負っても一生懸命修復し、新しい状態にしてくれているのだ。
それなのに、私たちの心はどうだろうか。
40歳になっても10代の頃のトラウマを思い出していたり、30歳になっても20代の失恋を引きずっていたり、50歳になっても幼少期の羞恥心を抱えていないだろうか。
仕事や結婚、恋愛、人間関係、健康、環境などを通して、時に後悔することや悩み苦しむこと、悲しみに暮れたり、絶望感に襲われたりすることもあるだろう。
その感情は、素直に味わっていい。
けれど、それはそれであり、今は今だ。
あなたの心がどこに囚われていようと、何に執着していようと、あなたを構成する細胞は絶え間なく生まれ変わっている。
今この瞬間も、あなたの心に関係なく(あなたのエゴに関係なく)、最高のあなたに進化している。
つまり、あなたという存在の価値はどのような出来事があろうとも普遍であり、あなたを生かしている高次元の存在が、あなたという唯一無二の魅力を絶え間なく創造してくれているのだ。
運勢というとスピリチュアルな感じだが、目には見えない崇高な流れの中で自分が「生かされている」ことを感じるほどに、心を置き去りにせず、一緒にその流れの勢いに乗り、軽やかに進んでいった方が良いなと自然に分かってくる。
不要になったものは手放し、どんどん新しくなっていけばいい。
今のあなたは、常に最新だ。
日々生まれ変わっていて、昨日よりもより良いあなたになっている。
物事の良い悪いを感じ分けているのも、実は心。
心一つの置き所で、ほんとうのあなたになっていくのだから🍀