算命学の理論は、古代中国から伝わる「陰陽説」と「五行説」から成り立っています。
物事を2つに分けて考える「陰陽説」と、5つに分けて考える「五行説」は古代中国で生まれ、東洋の占いをはじめとして、気功や鍼灸などの東洋医学の分野でも活用されています。
人の運勢は「宿命」と「運命」から成り立っています。
宿命は、その人の個性そのものです。人それぞれに違った多くの才能とその人だけの良さ、価値が与えられているのです。
生まれ持った星たちの性質を割り出し、その人にどのような素質が備わっているのかを導くことにより、開運に繋げていくことができるツールとして占いは存在しています。
算命学では、生まれた年、月、日をそれぞれ干支暦に置きかえ、そこから算命学の技術によって星を算出します。
「人は、自分の性格と異なる人生には出会わない」と言われているくらい、算命学の技術を用いて自分の気質(生まれ持った能力)、資質(天性)素質(活かすことで才能が開花するもの)が分かると、そこからそれぞれの過去の人生や今の状況、さらにはこれから訪れる未来が予測できるのです。
それだけ、生まれ持った星には人生の道標となるほどの『財産的価値』が備わっています。
生まれ持った「宿命」は変えられませんが、「運命」はいくらでも変えることができます。
宿命から自分をより知った上で、「自分はどうしたいのか。どうありたいのか」と進むべき道や成し遂げたいことを、今この瞬間から選択できる状況下にいます。
「運命」は、運ぶ命と書きます。
「運」という文字は、「軍」に「辶(しんにょう)」がついた形です。
軍が進むという意味であることから、人生のターニングポイントで自分がどう動くのか、または動かないのかなどを考え、その時々で自分の信念と直観を大切にしながら行動をすると、「宿命」で与えられた運を高めることができるのです。
自分の内なる声である感性感覚を優先させず、「こうでなければならない」「こうあるべきだ」「昔こうだだったから、こうに違いない」「こういうしきたりだから」「周りがこうだから...」などと、本来の自分ではない選択をし続けてしまうと、生まれ持った星たちの力が発揮されづらくなってしまうことにより、運命が下降を始めてしまいます。
私たちは、幸せになるために生まれてきました。
この身体に宿ることで、肉体を通して味覚、嗅覚、視覚などを感じ、あらゆることを体感していきます。
嬉しい、楽しい、幸せ、悲しい、辛いなどの感情を味わえるのも、この身体があるからこそなのです。
自分の良さを引き出し、自分らしく本来の姿で生きることや、自分が心から躍動するものに出会い人生を謳歌することは、生まれ持った星たちの声を実体験させてあげることそのものです。
理論的、科学的には証明できない「運」というもの。
どれだけ論理的思考の人でも、一度は「ラッキー♪」という言葉を発したことや思ったことがあるのではないでしょうか。
また、神社でお参りをしたり、どうしても何か叶えたいことがあった時に「頼む!!」と両手を合わせたことがあることでしょう。
それは、目には見えない何かを感じているからこそ。
「運」についての謎も解き明かしてくれるのが、算命学なのです。